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静脈内鎮静法
静脈内鎮静法とは、鎮静剤を点滴で静脈に投与してうたた寝状態にしながら、ストレスをほぼ感じさせずに歯科治療を行う方法です。処置後は1時間から2時間ほど休めば、そのままお帰りいただけます。
静脈内鎮静法を使用されるのは、嘔吐反射が強くて治療器具をお口に入れるのがつらい方や、お口を長時間自発的に開けているのが難しい方です。また、障碍者の方などじっとしていられない方へ用いることで、怖がらせず、身動きをせずに治療を進められるというメリットがあります。
なお、全身麻酔は意識がなくなるのに対し、静脈内鎮静法は眠りに入る寸前のぼんやりと意識のある状態で治療を受けられます。さらに、全身麻酔は呼吸が止まるため人工呼吸器が必要ですが、静脈内鎮静法は自発呼吸が可能なことから、身体にかかる負担が少ないのも特徴です。
予防診療
虫歯や歯周病で歯を失わないために大切なのは、症状があらわれてからの治療ではなく、予防に努めることです。当院では、患者さま一人ひとりのお口に合わせて予防プランをご提案いたします。
お口の病気を予防する上で重要なのは、口内を清潔に保つことです。患者さま自身でお口のケアがしっかりとできるようになっていただくため、ブラッシング指導には特に力を入れております。磨き方のアドバイスはもちろん、一人ひとりに合わせて歯ブラシや歯磨き粉のご提案も可能です。
また、虫歯や歯周病の早期発見をするためには、定期的な検診とクリーニングなどの口腔ケアも大切です。患者さまが毎日丁寧に歯磨きをしていても、取り除けない歯垢や歯石はあります。数カ月に1回は歯科医院で口腔ケアを受けて、お口の健康を保ちましょう。
矯正歯科
当院ではワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類を取り扱っています。矯正のご相談をいただいた際には、矯正担当の歯科医師が各治療の特徴、メリット・デメリット、治療期間、費用などを丁寧にご説明いたします。
ワイヤー矯正とは、歯に固定したワイヤーの形状に添って歯列状態を整えていく治療法です。外科処置を必要とする歯並びも含めてほぼ全ての症例に対応可能で、繊細な歯の動きもできることから、計画通りの仕上がりになりやすいのがメリットです。
マウスピース矯正は、マウスピース型の装置を一定期間ごとに付け替えて行くことで、歯を動かしていく方法です。マウスピースは透明で目立ちにくく、お口元の見た目を損ないません。お食事や歯磨きの際には患者さま自身で取り外せるので、口内を清潔に保ちやすい装置です。
患者さまの口内の状況やご要望などを踏まえて、担当の歯科医師がその方に合った矯正方法をご案内いたします。まずは一度ご相談にお越しください。
インプラント
インプラントは顎の骨に穴を開ける必要があることから、手術が不安・怖いという方がいらっしゃいます。当院では静脈内鎮静法を用いた手術が可能なため、リラックスした状態でインプラントの埋入が行えます。
コンピュータが患者さまのお口の状態からインプラントの位置・深さ・角度を算出し、そのシミュレーションに沿った埋入手術を行うために、当院ではガイドシステムを手術に用いています。
シミュレーションデータを基に作製したマウスピース型のガイド装置を装着することで、ズレを作ることなく、スピーディーにインプラントを埋め込むことが可能です。ケースによっては、複数本のインプラントを同日に埋入することもできます。
なお、当院ではストローマン社のインプラント材を採用しています。インプラントの表面に、骨と強固に結合する処理が施されており、脱落のリスクが少ないのが特徴です。
詰め物・被せ物
患者さまの口内環境やご要望に合わせて詰め物・被せ物の素材を選択できるように、保険診療と自由診療の両方に対応しています。複数種類の中から、見た目や機能性など個々のこだわりに合わせてお選びください。
当院では天然歯をできる限り長く残すという考えのもと、できる限り切削量を抑えた歯の治療を心がけています。再発リスクにも配慮して、虫歯部分はしっかりと取り除きますので、可能な限り初期の軽症段階でご相談にお越しください。
また、お身体へのダメージも考慮して、イーマックスやジルコニアなど生体親和性の高い素材をご紹介させていただいております。特にセラミック素材は金属を含まないことから、金属アレルギーのある方でもご利用いただけます。
詰め物・被せ物の色みや形にこだわりたい場合は、外部の歯科技工士に当院へ出張してもらい、細かな調節点を話し合うことが可能です。ご要望のある方は、事前にご相談いただければ幸いです。
小児歯科
子育て中には、お子さまの歯の生え変わりについてや、虫歯予防の方法についてなど、さまざまなことが気になると思います。小児歯科では、お子さまのお口が健やかに成長していくためのサポートを行っております。
お子さまの虫歯予防で大切なのは、毎日の歯磨きをしっかりと行い、虫歯になりにくい生活習慣や食生活に努めることです。
当院ではお子さま自身への歯磨きレッスンはもちろん、親御さまへの仕上げ磨きのレクチャーにも力を入れています。生え変わりによるお口の状態の変化に合わせた磨き方のアドバイスはもちろん、歯ブラシや歯磨き粉のご案内なども行っていますので、お口の衛生管理のためにご活用ください。
虫歯リスクの高いお子さまに対しては、普段の生活や食事などについてヒアリングを行い、改善方法をご提案いたします。歯の生え変わり・歯並びについてのアドバイスも可能です。お子さまのお口に関するお悩みは、何でも遠慮なくご相談ください。
歯科口腔外科
歯科口腔外科は、口内炎をはじめとした粘膜の病気、お口の内外の怪我、親知らずの抜歯などの幅広い症状に対応する診療科目です。名称通り外科的な処置を必要とする症状は、ほぼ歯科口腔外科の領域といえます。
当院の歯科口腔外科では歯科用CTと静脈内鎮静法を用いて、親知らずの抜歯をメインとした外科的な処置を行っています。
歯科用CTとは、顎全体を断層的に撮影したデータを組み合わせることにより、お口の状態をコンピュータ上で立体的に再現する装置のことです。顎の骨の内部を通る神経や血管、骨に植わっている歯の根の形状を立体的に把握できるため、トラブルの少ない抜歯が行えます。
また、患者さまが外科的な処置に強い不安や恐怖心を抱かれている場合には、静脈内鎮静法を用いた上での治療をご案内しています。うたた寝に近いリラックス状態で治療を受けることにより、心身への負担を軽減することが可能です。
ホワイトニング
当院ではオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2種類をご用意しています。患者さまの一人ひとりの生活スタイル、治療の期間や費用に対するご要望に合わせて、ホワイトニング方法をお選びください。
オフィスホワイトニングとは、院内で歯科医師や歯科衛生士が施術を行うホワイトニング方法です。歯科医院でのみ取り扱える高濃度の薬剤を用いるため、1回の施術である程度歯の変色を除去する期待できます。結婚式などの重要なイベントを直近に控えている方に、ご提案している方法です。
ホームホワイトニングは、歯科医院で作製したマウスピースを用いて、患者さま自身でホワイトニングを行う方法です。低濃度の薬剤をマウスピースに塗布して、1日1回決まった時間を歯に装着することで、ゆっくりと色素を分解していきます。施術に時間をかける分、色戻りまでの期間が長くできるのが、ホームホワイトニングのメリットです。
両方の施術を行うデュアルホワイトニングという方法もあります。先に高濃度のオフィスホワイトニングである程度の変色を除去してから、ホームホワイトニングで色戻りを抑えつつ、自分の希望の白さを目指すのがいいでしょう。
入れ歯
当院の入れ歯治療では、保険診療と自由診療の両方に対応しています。治療のコストを抑えたい、入れ歯を使っていることに気が付かれたくない、しっかりと噛んで食事がしたいなど、さまざまなご要望にお応えいたします。
自由診療の入れ歯を選ぶメリットは、歯の欠損によって損なわれた噛む機能を補う以外にも、見た目や噛み心地などを追求できる点にあります。当院では丈夫で安定性の高い金属床義歯、装着時に目立ちにくいノンクラスプデンチャーなど、自由診療の入れ歯としてご用意いたしました。
当院が特に力を入れてご提供しているのは、ノンクラスプデンチャーです。歯に取り付けるための金属のバネが使われていないため、金属アレルギーの方にもご利用いただけます。また、全体的に樹脂で作られていることから、周りの歯や歯茎になじみやすく、お口元の見た目を損なわないのが大きなメリットです。